刀剣杉田 様

                
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突然失礼いたします。
「トーレス神父」で検索すると、こちらのサイトが出て参ります。
外国の方の論文のようです。

私は「小説・スペイン太平洋航路」
というタイトルのホームページを立ち上げている者です。
http://kouro1565.html.xdomain.jp/

ザビエルと、トーレス神父と、アンジロー、の3人の、
スペイン・ビリャロボス艦隊、そして海上交易がらみの関係を、
追っていました。

論文で取り上げている人物3人が出て参ります。
ザビエル・トーレス・アルヴァレスの3人です。

ザビエルはアンボンでビリャロボス艦隊を迎え、
その乗員でもあったトーレス神父を連れて日本に来ています。

ザビエルとビリャロボス艦隊の関係を追及した研究はないようですが、
私は、両者はとても深い関係があると思うのです。

ポルトガル、スペインが東アジアにやって来たとき、
そこにはすでに、盛んな海上交易ルートがありました。

日本は、日本刀を、高付加価値商品として、
アジア諸国に売り捌いていました。
(最近は対外配慮のせいもあるのか、本に出てきません)

1511年のポルトガルによるマラッカ陥落は、
武器製造業者としての武士のメンツを失わせるものでした。

日本の海上交易関係者は、マラッカ陥落以降、
南蛮人の武力活動に身構えていたのです。

一方、マゼランが到達したフィリピンでの地歩を確保するために、
スペインは何度も探検隊を繰り出しては失敗します。

そして、マゼランの後、40年後の1565年に、
太平洋を東へ横断するのに成功します。

それには、日本の太平洋側・航路関係者の協力がありました。

太平洋横断航路の開拓に向けて、日本人との橋渡しをしたのが、
ザビエルとトーレス神父ではないか、

という視点に立つのが、私の小説です。

今なお「あらすじ」で、わかりにくいですが、視点の提供が重要だと思っています。
下敷きには、史料の問題や、歴史学上の問題も含んでいます。

一度、目を通していただけないでしょうか。
そして、論文執筆の方にも紹介していただけませんか。

よろしくお願い申し上げます。

なお、私は、徳島県海陽町の「海部刀」を展示している町の出身です。
http://www.museum88.com/tokusima/kaiyo_hak/kaiyo_hak.html

以下は、少し前の展示はこうだった、というのがわかるページです。
http://d.hatena.ne.jp/machida77/20090922/p1
(今はどうなっているのかわかりません)